JUNGLE BREWERY(ジャングルブルワリー)は、和歌山県の「てらがき農園」とコラボレーションしたクラフトビール「YORIMICHI -梅×和歌山-」を発表しました。
無農薬で栽培された南高梅のなかでも、表面に傷があることから「当たり梅」と名づけられた果実を使用。梅本来の香りと爽やかな酸味を生かした、アルコール度数4.5%のフルーツセゾンに仕上げています。
規格外の農産物に新たな価値を見いだすJUNGLE BREWERYと、無農薬の梅づくりに取り組む生産者。両者の想いから生まれた一杯です。
梅の香りとしっかりとした酸味を楽しむフルーツセゾン

「YORIMICHI」は、JUNGLE BREWERYが展開する、地域の素材を生かしたアップサイクルビールのシリーズ。「ちょっと寄り道して、新しい発見を。」をコンセプトに、今回の「梅×和歌山」が第4弾となります。
新作のビアスタイルは、フルーツセゾン。和歌山県産の南高梅を副原料に使用し、梅酒のような強い甘さとは異なる、しっかりとした酸味とドライな飲み口を目指しました。
メーカーによると、セゾン特有のドライな飲み口と炭酸の爽快感に、南高梅の豊かな香りが重なる味わいとのこと。苦味を示すIBUは8と低めに設定されています。
梅という日本人になじみ深い果実を、クラフトビールのスタイルを通してどのように表現するのか。気になる新商品です。
傷があっても価値がある。「当たり梅」という名前に込められた想い

今回のビールに使用されているのは、和歌山県の「てらがき農園」が栽培する南高梅です。
同農園では、農薬を使わない梅づくりに長年取り組んできました。しかし、無農薬栽培では、病害などの影響で果実の表面に傷がつきやすく、見た目が整わない梅も生まれます。
そこで同農園が名づけたのが「当たり梅」です。多少の傷があっても、ここまで成長できたこと自体が幸運である。そんな前向きな意味を込めて、傷のある梅を「当たり梅」と呼んでいます。
外見だけでは測れない果実の価値を伝えようとする取り組みは、規格外の農産物を活用するJUNGLE BREWERYのビールづくりとも重なります。今回のコラボレーションでは、その「当たり梅」をクラフトビールの原料として使用。これまでとは異なる形で、梅の魅力を届けることになりました。
無農薬栽培を未来につなぐ。てらがき農園の新たな挑戦

てらがき農園が無農薬栽培に取り組み始めてから、2026年で21年目を迎えます。その背景には、農園の現専務を務める梅子さんが第二次世界大戦の激戦地だったパプアニューギニアで、元日本兵から梅干しにまつわる体験を聞いたことがありました。
極限状態のなかで故郷や家族を思い起こさせ、生きる希望にもなっていた梅干し。その話を通じて梅の持つ意味を見つめ直し、次の世代に残していきたいと考えるようになったといいます。
現在、同農園は無農薬栽培を続けるだけでなく、同じ方法で梅を育てる生産者を増やす活動にも取り組んでいます。一方で、近年は天候の影響による不作が続き、梅の確保が難しい状況もあるそうです。農薬を使わない栽培方法への転換には、収穫が安定しない期間を支える仕組みも必要になります。
今回のクラフトビールづくりは、そうした生産者の取り組みや梅の価値を、これまでとは異なる層に伝える機会にもなりそうです。
アップサイクルビールから広がる、農産物の新しい可能性

JUNGLE BREWERYは、「たのしいはツクレル」をテーマに、規格外野菜などを活用したクラフトビールづくりに取り組んでいます。今回のコラボレーションも、単に珍しい副原料を使った商品開発ではありません。
見た目に傷があっても、香りや味わいに価値がある果実をビールにすること。そして、普段は梅の生産現場に触れる機会の少ない人にも、その背景を知ってもらうこと。「YORIMICHI -梅×和歌山-」には、クラフトビールを通じて農産物の可能性を広げるという、シリーズの考え方が表れています。
なお、同商品はイベントでの提供に加え、缶ビールとしての販売も予定されています。
新作ビールの開栓イベントも開催

新作の完成を記念し、JUNGLE BREWERYとてらがき農園による開栓イベントも予定されています。イベントでは「YORIMICHI -梅×和歌山-」を提供するほか、JUNGLE BREWERY代表・島袋尚美氏が手がける飲食事業「発酵アトリエ」から、麹や味噌などの発酵調味料を使ったペアリング料理も用意されます。
【イベント情報】 ※すでにチケット完売
【JUNGLE BREWERY×てらがき農園】新作!和歌山県産の梅ビール開栓イベント
日時:2026年10月18日(日)17:30~19:30(17:15開場)
場所:Pacific Hub
港区芝2丁目2−12 浜松町 Prex 801
アクセス:JR 浜松町駅 徒歩5分
都営浅草線・大江戸線 大門駅 徒歩5分
都営三田線 芝公園駅 徒歩6分
【商品詳細】
YORIMICHI -梅×和歌山-
ビアスタイル:フルーツセゾン
アルコール度数:4.5%
IBU:8
SRM:2.5
副原料:和歌山県産南高梅(当たり梅)
販売:開栓イベントで提供、缶ビールも販売予定
公式サイト:JUNGLE BREWERY
企画・運営:株式会社ゆいまーる(代表 島袋尚美)
※お酒は20歳になってから。







