シンガポールは僕にとってはただの旅行先ではなく、家族で暮らした時間があり生活の匂いを知っている場所。今回は久しぶりにこの街を歩きながら、どうしても巡りたかったクラフトビールのお店を楽しんできました。ビール屋さん巡りは海外旅行の醍醐味ですよね!
それぞれスタイルの違う3軒を巡り、ビール文化を通じて改めてこの街を感じることができました。
シンガポールのクラフトビール事情を知るなら SG Taps

まず最初に訪れたのはSG Taps。日本人オーナーの広瀬さんが運営するクラフトビアパブです。
扉を開けると派手さよりも落ち着きが先に伝わります。店内は涼しく居心地がよく、観光地の喧騒と少し距離を置いた空気がさらにいい感じです。

Brewlander
Freedom Lager / Lager / ABV 4.7%
まず一杯目はラガーを注文。スムース、クリーンな軽やかなラガー。乾いた体に染み渡ります。爽やかな香りとやさしい甘みのバランスがよく、気づけばグラスは空に。
オーナーの広瀬さんにシンガポールのビール事情や、ローカルブルワリーの動き、流行りスタイルのトレンド、客層の変化などについてたくさんお話を聞かせていただきました。
このお店はビールを出すだけではなく、造り手の背景やストーリーまで含めてお客さんに届けようとしている印象でした。ブルワリーからすると、これほど心強いお店はありませんね!旅の始まりとして最高のお店です。情報収集にもおすすめなので、まずはここに立ち寄ってみてはいかがでしょうか!
SG Taps
・住所 : 13 Duxton Hill, #01-01, Singapore 089597
・営業時間 : 月・火・水・木・土・日曜 12:00~23:30 、金曜 12:00~24:00
ホーカーセンターでクラフトビール Ren Min Brewery

次に向かったのはMaxwell ホーカーセンター内にある、Ren Min Breweryのタップルーム。
SG Tapsから歩くこと5分程の距離に位置するタップルーム。昼の日差しが照りつける中、目的地へと到着。ホーカーセンターと言えば、シンガポールの観光客とローカルが混ざり合う場所です。なんとその一角にRen Minがあります。

Ren Min
Raging Tides / West Coast Pale Ale / ABV 5.3%
Ren MinはIPAをメインにビールの醸造を行う。West Coast IPA 、Hazy IPA、NE IPA、RED IPA、Double IPAなど種類は豊富でした。日中で暑く、IPAまでは気分が高まらなかったので笑、Pale Ale をいただきました。
Ren Minの斜向かいには観光本に必ずと言っていいほど掲載されている、シンガポールチキンライスのお店「天天海南鶏飯」(Tian Tian Hainanese Chicken Rice)があります。ミシュラン・ビブグルマンも取得しています。いかにもシンガポールを楽しむことができるホーカーセンターで雑多な雰囲気を楽しみながら、チキンライスをつまみ、ビールを口に運ぶ!これぞシンガポール!
多国籍な雰囲気の中、同じテーブルに居合わせたビール好き旅行者と自然と会話が始まるかもしれません。Ren Minは「現地の雰囲気」を感じるにはぜひおすすめです。

Welcome Ren Min
住所 : 1 Kadayanallur St, Unit No. 01-33 Maxwell Food Centre , Singapore 069184
営業時間 : 月・火曜 17:30-22:30、水・木・土曜 12:00-22:30、金曜 12:00-23:00、日曜 12:00~21:30
シンガポールの老舗ブルワリー Brewerkz

最後に訪れたのは Brewerkz のタップルーム。
シンガポールの中でも比較的大きなブルワリーで、創業は1997年。この国のクラフトビールシーンを長く支えてきた老舗ブルワリーです。
今回訪れたのはワン・フラトン・ホテル近くのタップルーム。 いくつかある店舗のひとつで、テラス席は対岸にマリーナベイ・サンズを望むことができる特等席です。マーライオンも歩いて1分ほどの距離にあるため、日中であれば観光の合間の小休憩に、夜であればマリーナベイ・サンズのナイトショー「Spectra(スペクトラ)」の時間帯にもおすすめです。
訪れたのはまだ明るい時間帯だったため、暑さを避けて店内へ。観光客で賑わう店内は天井が高く、とても開放的でおしゃれな空間でした。店員さんもフランクで、ビールについていろいろと教えてくれました。
ビールの種類は、IPAからサワー、スタウト、ノンアルコールまでとかなり豊富です。選択肢には困らず、いつ訪れてもその日の気分に合ったビールを楽しむことができそうです。

Brewerkz
CHAIN REACTION / Modern IPA / 5.0%
モダンIPAというスタイル。
あまり聞き慣れませんが、IPAとラガーのハイブリッドのような位置付けで、IPAのホップの華やかさとラガーのクリーンな飲み口を掛け合わせたビアスタイルとのこと。グラスを近づけると柑橘系のアロマがフワッと香ります。
一口飲むとジューシーさが口いっぱいに広がり、そこにバランスの取れた苦味が重なります。思わず、「うまい」と口に出してしまいました。今回のシンガポール滞在で、個人的にベストビアはこちらでした。

Brewerkz
INDIA PALE ALE / IPA / 5.5%
2杯目はこちら。
派手さは控えめで、クラシカルなIPA。どこか安心感があり、飲み飽きない味わい。シエラ・ネバダの Pale Ale を思い出させるようなホップとモルトのバランス。現代の華やかなIPAとは少し違い、その名の通り “Back to Classic” な一杯です。きれいなカラメルカラーは、これから始まる夜を前にひと息つくのにちょうどいいビールでした。
Brewerkz One Fullerton
住所 : 1 Fullerton Rd, #01-01 One Fullerton, Singapore 049213
営業時間 : 日-月曜 11:00-24:00
現地の空気を感じられる。シンガポールでのクラフトビール巡り

久しぶりに訪れたシンガポール。 ビールを片手に街を歩くと、その土地の空気が自然と見えてきて面白い。お店と街の雰囲気、人との会話、土地の特徴。 日本でもかつては地ビールと謳っていたように、ビールには街を盛り上げる力があると思います。
これからも日本のいろいろな地域や海外の街を訪れながら、このような体験を重ねていけるといいなと思います。
次は、どんなビールと街に出会えるだろうか?









