コミュニケーションを超越する新時代のビール「Crypto Beer」が描く、リアルとデジタルの融合と広がり

「Crypto Beer Punks」の世界観を体現するオリジナルキャラクター
  • 「Crypto Beer Punks」の世界観を体現するオリジナルキャラクター
  • 「Crypto Beer Punks」のロゴ
  • 「Crypto Beer Punks」ジェネラティブNFT
  • 「Crypto Beer」シリーズ
  • Hazy Session IPA/ABV4.5%
  • 「Crypto Beer」シリーズ
  • オリジナルキャラクター「ELU(エル)」と「LAGERLO(ラガーロ)」
  • ぬこー様ちゃんによるレポ漫画

クラフトビールとWeb3をかけ合わせたコミュニティ「Crypto Beer Punks(クリプトビアパンクス)」をご存知ですか?

コミュニティメンバーがクラフトビールを作り、乾杯で人々をつなぐ、リアルとデジタルを融合したプロジェクトです。

今回は、「Crypto Beer Punks」を運営する漢那徳馬さんにお話をうかがいながら、コミュニティの概要や取り組みについて紐解いていきます!

「Crypto Beer Punks」とは?

2022年にプロジェクトが発足した「Crypto Beer Punks」は、「既成概念にとらわれない新しい価値を持つ理想のビール = Crypto Beerを見つけるコミュニティ」です。

「ビールという身近なものを通じて、Web3の世界をもっと開かれた場所にしていきたい」という想いを原点に、Web3の技術を活用した醸造所・コミュニティの創出と会員システムによってリアルとデジタルを連携させています。

Web3は、仮想通貨に使われているブロックチェーンの技術を活用した分散型ネットワークの仕組みで、「Crypto Beer Punks」では下記のように活用しています。

・ビール起点のアート性と権利を付与したNFTを活用し、コミュニティを形成
・コミュニティ発のクラフトビール醸造など、クラフトビールの嗜好性を独自に確立
・コミュニティを基盤とした別領域へのコラボレーション展開

NFTとは、非代替性トークンのこと。デジタルコンテンツなどが世界で一つしかないものであると証明することが可能です。

「Crypto Beer Punks」ジェネラティブNFT

「Crypto Beer Punks」のジェネラティブNFTがリリースされた際には、英国No.1クラフトビールメーカー「BREWDOG」とのコラボレーションも実現しています。

現在のDiscordメンバーは4,636人、NFTオーナーは305人。NFTは保有枚数に応じて、クラフトビールやオリジナルグッズがもらえます。

Discordはメンバー同士がお互いにコミュニケーションを取ることができるクローズドコミュニティ向けのツールで、「Crypto Beer Punks」では今飲んでいるビールを共有する「KANPAIチャンネル」や雑談チャットなどが設けられています。

コミュニティビール「Crypto Beer」シリーズ

「Crypto Beer」シリーズ

「Crypto Beer」は、「Crypto Beer Punks」のコミュニティビールであり、コミュニケーションを超越する新時代のビールです。NFTを持つメンバー全員が主体的に関わって作り、その体験を共有していく仕組みが構築されています。

理想のビールを作るために、ビールの名前やアルコール度数、ビアスタイル、使用ホップ、副原料まで細かく選択していき、最終的にコミュニティ内の投票によって全てが決定します。

初の「Crypto Beer」として誕生したビールは、「KANPAIPA(カンパァイピーエー)」。

Hazy Session IPA/ABV4.5%

小麦とオーツのまろやかなコクに、ミルキーなホップの香り。低アルコールとは思えない飲みごたえを持ちつつ、仕上げにレモングラス精油でほんのり清涼感をプラス。気負わず飲めて、自然とグラスが進んでいく一杯です。

その後、4種類の「Crypto Beer」シリーズをリリースし、2026年2月には最新作の「Crypto Beer #04」が販売開始となりました。

「Crypto Beer #04」Modern West Coast IPA/ABV7.0%

「Crypto Beer Punks」誕生のきっかけに迫る

「Crypto Beer Punks」を運営する漢那徳馬さん

「Crypto Beer Punks」を運営しているのは、乾杯プロデュースカンパニー・株式会社KANPAIDANで代表を務める漢那徳馬さん。

ここからは、漢那さんに「Crypto Beer Punks」誕生のきっかけから今後の展望までうかがいます。

「Crypto Beer Punks」を立ち上げたきっかけについて教えてください。

漢那さん:自身が経営するクリエイティブ制作会社でさまざまクリエイターと共に制作するなかで、NFTという技術が急速に盛り上がっていく様子を目の当たりにしました。そこで、NFT領域を自分たちのフィールドに取り込みたいと思ったことが、「Crypto Beer Punks」を立ち上げたきっかけです。

もともとクリエイティブやプロモーション支援に携わっていた経験から、コミュニティとブランドの育て方について強い関心を持っており、NFTとクラフトビールを組み合わせることを思いつきました。

「乾杯」という行為には、言葉を超えた喜びや親しみがありますよね。ビールが本質的に持つ「つながりの力」と、NFTが生み出すコミュニティの力によって、まったく新しい体験が作れるのではないかと感じたのです。

NFTと酒類(ビール)という前例のない組み合わせで難しさもありましたが、実際にスタートしてみるとコミュニティの熱量が想像以上に大きく、推進力になりました。

「Crypto Beer Punks」の立ち上げ当初の、印象的なエピソードはありますか?

漢那さん:Discordのコミュニティが思いのほか早く盛り上がったことが印象に残っています。NFTを通じて出会った方々と乾杯して、見知らぬ人同士が「乾杯」という共通テーマのもとで自然に打ち解けていく体験は、期待以上でした。

また、Web3のコミュニティにはWIP(Work In Progress)という文化があります。制作の途中経過をメンバーに公開しながら一緒に作り上げていくという体験が、自分の価値観を変えてくれました。

完成品を出して評価を待つのではなく、プロセス自体をみんなと共有することの豊かさ。映像制作やブランドビジネスでは味わえなかった感覚でした。

メンバーがフィードバックをくれて、それをもとに改善し、また報告する。その繰り返しのなかでコミュニティへの帰属意識が育まれていきます。

「一緒に作る」という体験こそが、このプロジェクトの一番の強みであると感じ、「Crypto Beer Punks」の運営スタイルの根幹となりました。

NFTを持っていなくてもDiscordメンバーになれるのでしょうか?

漢那さん:はい、NFTを持っていなくてもDiscordに参加することは可能です。「Crypto Beer Punks」のDiscordは、NFTホルダー専用の閉じた空間ではなく、ビールとコミュニティに興味を持つすべての人に開かれた場所として設計しています。「ビールが持つ包容力」をそのままコミュニティの設計に反映したものです。

ただ、参加できる一部のチャンネルや受けられる特典については、NFTを保有しているホルダー限定となります。NFTを保有していないメンバーでも、コミュニティ全体の雰囲気を感じたり、ビールやWeb3に関する情報を得たり、メンバー同士の交流を楽しんだりすることはできます。

一方でNFTホルダーには、より深いレベルでの関与機会と独自の特典が用意されています。そのなかでも特に「Crypto Beer Punks」らしいユニークな特典が、NFTを5枚以上保有しているホルダー限定の「BEER DROP」と「MUGEN BEER」です。

「BEER DROP」は、醸造所のイベントで時間制限内の飲み放題を楽しめる特典です。NFTを持つことでリアルのビール体験につながります。

「MUGEN BEER」は、その名のとおり継続的にビールを受け取れる特典です。NFTを持つことが単なるコレクション所有を超え、ビール体験へのパスポートになっています。

NFTを持っていなくても乾杯はできる。でもNFTを持てば、もっとおいしい乾杯ができる。そのようなオープンさとわかりやすいインセンティブの両立が「Crypto Beer Punks」の精神です。

象徴的なコミュニティビールとオリジナルキャラクター

「Crypto Beer」シリーズ

初の「Crypto Beer」である「KANPAIPA」は、どのように誕生しましたか?

漢那さん:まずは自社で何度も醸造を重ね、レシピや製造工程を積み上げていきました。技術や知識をしっかり蓄えたうえで、コミュニティメンバーの意見や投票を反映した形です。

コンセプトやビアスタイル、使用ホップなどの意思決定プロセスにメンバーが参加することで、完成したビールを手にしたときに「自分たちで作ったビールだ」という感覚が生まれます。

ビールづくりというリアルでの参加体験が加わり、コミュニティへの参加がより実質的なものになっていきました。

ビールというものは、一緒に作る人たちのストーリーがそのまま味になると思いますし、「KANPAIPA」にはコミュニティメンバーの想いがしっかりと注ぎ込まれています。

「KANPAIPA」という名前は、「乾杯」と「IPA(India Pale Ale)」を組み合わせています。発案者からこの名前の案を聞いたときは、「Crypto Beer Punks」コミュニティが最初に送り出すビールの名前にピッタリだと感じました。

「乾杯」はこのプロジェクト全体のコアにある概念であり、会社名「KANPAIDAN」にも入っているくらい大切にしている言葉です。

「KANPAIPA」に関する印象的なエピソードはありますか?

漢那さん:「KANPAIPA」を作るプロセスで特に印象的だったのは、Discordに集まったアイデアや想いの多様さです。ビールのスタイルやフレーバーの方向性、アルコール度数、名前のアイデアなどなど……本当に多種多様な意見が飛び交いました。

IT系の仕事をしている人、飲食業界出身の人、ビールが大好きな人、NFTを通じて初めてビールに興味を持った人。普段は全く別の世界で生きている人たちが、一本のビールについて真剣に語り合う熱量に、改めてこのコミュニティの豊かさを実感しました。

「KANPAIPA」を「Crypto Beer Punks」のメンバーと一緒に飲み、「自分たちで作ったんだ」という感覚を持ってくれることが私たちにとっての喜びです。

「Crypto Beer Punks」のビジョンのひとつである「乾杯、その最高の瞬間をもっと!」が、一本のビールという形で現実になった瞬間でした。

「Crypto Beer」のラベルに描かれているオリジナルキャラクターについて教えてください。

漢那さん:ELU(エル)とLAGERLO(ラガーロ)は、「Crypto Beer Punks」の世界観を体現するキャラクターとして誕生しました。単なるマスコットキャラクターではなく、コミュニティそのものの「顔」であり「精神」でもある存在として設計しています。

ELUは活発でSNSでの情報発信が得意なキャラクターです。明るく積極的で、誰とでもすぐに仲良くなれる社交性がある。ビールを通じて人とつながることが大好きで、「Crypto Beer Punks」コミュニティの「外に向かうエネルギー」を象徴しています。新しい出会いや体験を求めてどこにでも飛び込んでいく姿は、「Crypto Beer Punks」のパンクスピリットそのものです。

LAGERLOはクールで知的な雰囲気を持つキャラクターです。「ラガー(Lager)」というビールスタイルの名前を冠することで、ビールへの真剣な向き合い方を象徴しています。ELUとは幼馴染的な関係で、対照的な個性を持ちながらも深い絆で結ばれています。二人は同じ誕生日という設定があり、まるでコインの表と裏のような、切り離せない存在です。

そんな二人に込めたのは、「乾杯」という体験が持つ包容力への願いです。ビールを飲む人も飲まない人も、国境や年齢や職業を超えて「乾杯」という共通体験でつながれる——ELUとLAGERLOはその象徴的な存在であり続けてほしいと思っています。

今後もクリエイターとのコラボレーションを重ねながら、この二人のIPとしての可能性を広げていくつもりです。

「Crypto Beer Punks」の取り組みと、これからの展望

「Crypto Beer Punks」では、これまでにどのような取り組みを実施してきましたか?

漢那さん:約50万人のフォロワーを持つSNS漫画家・ぬこー様ちゃんとのコラボビール「からあげ専用ビール様ちゃん」は、SNSからリアルまでを一貫してデザインした取り組みです。

ぬこー様ちゃんによるレポ漫画

ぬこー様ちゃんと「唐揚げにあうビール」をコンセプトに、複数テイストから選定・醸造するプロセスをX上のライブ配信でオープンにしました。新宿の坊主バーで4部制のリアルイベントを開催し、ぬこー様ちゃんによるレポ漫画は432.3万回表示を記録。ビール販売開始後、数日で完売するインパクトがありました。翌2024年5月には渋谷 The Millennials Shibuyaで「からあげ乾杯祭り2024」を開催。80名が集まり、からあげ名店2店との共催でからあげ×ビールのペアリング体験を提供するなど、一過性に終わらない関係性へと発展しました。

また、コミュニティビールの最新作「Crypto Beer #04」では、アーティスト・mido(THE BINARY)さんにオリジナル楽曲「NEW ORDER!」を制作いただく楽曲タイアップを実現しました。

「NEW ORDER!」ビジュアル

ビールにオリジナル音楽という世界観を紐づけることで、ELUやLAGERLOというキャラクターのIPとしての厚みをさらに増す取り組みです。「ビールとエンターテイメントを掛け合わせる」という発想が少しずつ形になってきた感覚があります。

「Crypto Beer Punks」の今後の展望を教えてください。

漢那さん:現在、私たちは「作る」から「広げる」へと新たなフェーズに入っています。

コミュニティの力で命を吹き込んだ「Crypto Beer」というブランドを、次は日本中、そして世界中へと届けていく。その象徴として、「CryptoBeer」公式ブランドページを公開しました。

さらに、ブランドとしての「Crypto Beer」とコミュニティとしての「Crypto Beer Punks」を共存・運用していく体制を整え、X(旧Twitter)のアカウント名も「Crypto Beer Project」という名義に統一しました。

そして今後は、大きく2つの軸で活動を進めていきます。

「Crypto Beer」ブランドの拡散・販売強化

「テック・Web3業界の定番ビール」として「Crypto Beer」を確立することが目下の目標です。Web3のイベントやテックカンファレンス、スタートアップシーンで「Crypto Beer」が当たり前に並ぶ世界を目指しています。コミュニティが生み出したクラフトビールだからこそ、業界の文化との親和性があると思うので、そのポジションを着実に広げていきます。

キャラクターのIP化とクリエイターコラボの拡充

ELUとLAGERLOというキャラクターをより豊かなIPとして育てていくことに力を入れます。「Crypto Beer #04」ではアーティスト・midoさんにオリジナル楽曲を制作いただき、ビールにオリジナル音楽という世界観を紐づけるクリエイターコラボを実現しました。こうした取り組みを通じて、「Crypto Beer」というブランドに多層的なストーリーと文化的厚みを加えていきます。ビールというプロダクトを軸にしながら、音楽・アート・ゲームといったカルチャーとクロスさせていくことが今後の方向性です。

また、上記2つに加えて、「運営がいなくても自走するコミュニティ」の実現も追い続けています。メンバーが自発的にイベントを企画し、ビールを作り、つながりを広げていく。そのようなエコシステムが完成したとき、「Crypto Beer Punks」は本当の意味で成熟したコミュニティになれると思っています。

「乾杯、その最高の瞬間をもっと!」のビジョンがある限り、「Crypto Beer Project」はこれからも挑戦し続けます。

新生「Crypto Beer」ブランドローンチイベントが渋谷で開催

2026年7月31日には、渋谷の「カンパイスタンド SHIBUYA」にて、新生「Crypto Beer」ブランドローンチイベントが開催。

会場では「人間関係という暗号を ビールで解き明かす」をテーマにした、暗号×ビール×ファッションのアパレルブランドが発表され、「Crypto Beer」の新たなチャレンジのお披露目となりました。

ロゴの「EHHU」はシーザー暗号。各アルファベットを3文字前にずらすと「BEER」になります
新生「Crypto Beer」ブランドについて参加者にプレゼンする漢那さん
コミュニティビール最新作の「Crypto Beer #04」を含む6種類のクラフトビールが提供されていました

イベント参加者のほとんどがコミュニティメンバーかと思いきや、「Discordで偶然見つけたので来てみた」「ビール好きの友人に誘われたので来てみた」という人も多く、漢那さんのプレゼンを聞き「Crypto Beer Punks」の活動に興味を持っている様子でした。

熱気あふれる会場は、一人参加でも乾杯をきっかけに輪に入りやすい雰囲気。ビールが持つ包容力や、ビールを起点としたコミュニティの広がりを感じられました。

アパレルグッズは、「CryptoBeer」公式ブランドページから購入が可能です。

「乾杯、その最高の瞬間をもっと!」を追い求める「Crypto Beer Project」の今後に注目!

「Crypto Beer Project」は、NFT×クラフトビールという前例のない組み合わせで、独自のコミュニティ文化を築いてきました。

メンバーが主体的にビールづくりに参加し、SNS漫画家とのコラボや楽曲タイアップなどエンターテイメントとの融合も重ねながら、「広げる」という新たなフェーズへと歩みを進めています。

「Crypto Beer Project」は、ビールが持つ「誰でも乾杯できる」という包容力をコミュニティ設計に反映しており、NFTを保有していないDiscordメンバーもコミュニティの一員として大切にしています。

クラフトビールが好きな方や、Web3やNFTに興味がある方、「Crypto Beer Project」の活動に触れてみたい方は、まずは気軽なDiscordから参加してみてはいかがでしょうか。

《BEERMAPS編集部》