2025年8月27日夜、六本木のBrewDog Barで開催された「BREWDOG PUNKS FAN MEETING」。
BrewDogのファン(「PUNKS」と呼ばれる)が集まる不定期開催のイベント、毎回大人気で今回も定員の3倍を超える応募が集まり、抽選を勝ち抜いたPUNKSで会場はぎっしり。乾杯の声と笑顔が交錯する熱気の夜が幕を開けました。

通常の目的である「ファンの集い」に加えて、今回のメインは新作ビール「ZWICKEL HELLES」のお披露目と先行試飲です。
PUNKSが大集結したこのイベントの模様をレポートしていきます!
まずはBrewDogのシグニチャービール「PUNK IPA」で乾杯!

ブリュードッグ・カンパニー・ジャパン(BCJ)のCOO 本庄さんの挨拶から始まり、BrewDogのシグニチャービール「PUNK IPA」で乾杯!みんなの士気が高まったところで、BCJ新たに加わった若手メンバーによる新作ビール「ZWICKEL HELLES」発売プレゼンへと続きます。
トークの中では、私たちPUNKSの愛情を試すようなクイズコーナーも用意されており「BrewDogの工場は世界にいくつある?」という質問が参加者に!
みなさん、いくつだと思います?
私はスコットランドのエロンにある工場は見学したことがあります。そして、アメリカのオハイオには工場併設のホテルがあるのも知っていました。そして今回主役のビールが造られているドイツ。
この3ヶ所だと思いましたが......。

正解は4ヶ所。
オーストラリアのブリスベンにもあるそうです。この流れで、オーストラリアからアジア パシフィックのオペレーションズ マネージャーの方がオンラインで登場して「ZWICKEL HELLES」の特徴や製法について語るサプライズもあり、会場は早くも一体感に包まれます。
みんなの真ん中にはいつでも美味しいビールが

当選倍率3倍の会場は満席。
PUNKS同士が乾杯でつながり、笑顔と歓声が絶えません。BCJのイベント運営チームも、ときおり絡みに来るBrewDog六本木のゼネラルマネージャーもとてもフレンドリーで、顔なじみの常連から初参加の人まで、すぐに打ち解けられる雰囲気。
さらに白熱したのが、限定BrewDogグッズをかけた恒例じゃんけん大会。なかには日本はもちろん本国UKでも入手困難なアイテムが登場し、勝者も敗者も大きな拍手と笑顔で大盛り上がりでした。
新作「ZWICKEL HELLES」に加え3種類のビールが登場

PUNK IPA

まずは、説明不要のBrewDogを象徴するフラッグシップ「PUNK IPA」。柑橘のアロマと心地よい苦味で、1杯目の乾杯はやはりこれ。
ファンの合い言葉は「とりあえずPunkで」。
ビール名:PUNK IPA
スタイル:IPA
アルコール度数:5.5%
味わい(テイスティングノート):グレープフルーツ、パイナップル、ライチのようなトロピカルフルーツとキャラメルの香りが漂い、最後にシャープな苦味が残る。
ZWICKEL HELLES

今回のイベントの目玉、ドイツで醸造されたラガー。9月2日からの一般販売に先駆けて我々PUNKSはこの新しいビールを体験することができました。
日本に初めてBREWDOGのドイツ・ベルリン工場から輸入するそうです。
よく聞くIPAやラガーに比べてあまり馴染みのない「ヘレス」というスタイルは、19世紀末のミュンヘンで生まれたドイツ伝統の淡色ラガー。
実際に飲んでみた感想も、軽やかで飲みやすくIPA主体の印象を覆す存在感。スコットランド製造の Lost Lagerとも違う個性が光り、「ラガーでもBrewDog」を実感させる一杯でした。
黄金色に輝く液体から立ちのぼるのは、甘やかなモルトや穀物、焼きたてのパンを思わせる香り。ひと口含めば、濃厚でありながら軽やかな後味が広がり、フィニッシュにはほのかなスパイスが余韻を残す。
ビール名:ZWICKEL HELLES
スタイル:German Helles Lager
アルコール度数:5.0%
味わい(テイスティングノート):黄金色に輝く液体から立ちのぼるのは、甘やかなモルトや穀物、焼きたてのパンを思わせる香り。ひと口含めば、濃厚でありながら軽やかな後味が広がり、フィニッシュにはほのかなスパイスが余韻を残す。
BETA CRAFT JAPAN

最後は日本オリジナルのセッションIPA「BETA CRAFT JAPAN」。アルコール度数4.5%の軽快さで、何人かが思わず「うん!」とか「これ好き!」と口にしてしまう爽やかさ。
プロトタイプながら完成度の高さを感じる、新たな定番候補となる予感。
ビール名:BETA CRAFT JAPAN
スタイル:Session IPA
アルコール度数:4.5%
味わい(テイスティングノート):未発表
乾杯すれば言葉はいらない。クラフトビールファンの繋がりを感じた一夜

かなり盛上り、あっという間の2時間でしたが、最後はみなさんいくつかの小グループになって、お土産の「ZWICKEL HELLES」とRoppongi Bar特製グラスを持ってそれぞれ2次会に繰り出していきました。そこでまた楽しく熱く盛り上がることでしょう。
この夜改めて感じたのは、BrewDogの多様性。
今回の3杯もフラッグシップのPUNK IPAだけでなく、ラガーやセッションIPAが並んでいました。さらに4杯目以降はカウンターに行けばさまざまなスタイルのBrewDogビールとゲスト・ビールから好みの一杯をセレクト。そして、好みの異なる人々も同じテーブルでグラスを掲げられる。
そして、舞台となる六本木のBrewDog Bar。1人で訪れてもだいたい誰か知り合いがいて、知り合いがいなくてもスタッフと語り合える「ホーム」のような場所。

世界には工場は4ヶ所だけど、みんながホームのように思うバーは現在101ヶ所あるらしい。海外のPUNKSの中にはたくさん回って店舗毎に違うデザインのピンバッジをコレクションする人も(私も8ヶ所回ったけど、ピンバッジはWaterlooの一つだけ……)。
世界のいろんなところにPUNKSはいるけれど、世界のどこのPUNKSとも熱い思いでつながれるはず。今回集まった六本木のPUNKSコミュニティも、日本だけでなくやがて世界と交流していけばもっと面白いはず。
言葉の壁はあれどグラスを掲げて乾杯すれば、それだけで十分でしょ?