クラシックと新潮流が同居する、100種を超えるドイツビールの饗宴【Yokohama Oktoberfest 2025ーVol.1】

クラシックと新潮流が同居する、100種を超えるドイツビールの饗宴【Yokohama Oktoberfest 2025ーVol.1】
  • クラシックと新潮流が同居する、100種を超えるドイツビールの饗宴【Yokohama Oktoberfest 2025ーVol.1】
  • 過去の横浜オクトーバーフェストの様子
  • ヴァルシュタイナー スペシャルフェストビア
  • GilDe 黄金のピルスナー
  • アインガー オクトーバーフェストビア
  • カンバ オクトーバーフェスト・ビール
  • シュナイダーヴァイセ・シュレンケルラ シュレンケルラ ラオホ・薫香ラガー
  • ベルロ ベルリンロートビア

今年も横浜赤レンガ倉庫で「Yokohama Oktoberfest 2025」が開幕します。BMNでは、この盛大なイベントを「ビール」「フード」「カルチャー」という3つの視点から3弾に分けてお届けします。

第1弾はもちろん、イベントの主役である“ビール”。クラシックと最新潮流が交錯するその舞台を紐解きます。

ドイツ6大醸造所が放つ、伝統の輝き

会場の核を成すのは、ミュンヘンを象徴する6大醸造所から直送されるビールたちです。バイエルン王室御用達の称号を誇るホフブロイは、軽やかで華やかな香りがグラスの中で花開き、祝祭の幕開けを告げます。

ラガー文化の扉を開いたシュパーテンは、モルティで奥行きのある味わいを放ち、飲む人に歴史の重みを伝えます。ライオンのロゴで知られるレーベンブロイは、喉を駆け抜ける爽快なピルスナーで夏の余韻を洗い流し、透明な清涼感を届けます。

さらに、世界最大級のヴァイスビール醸造所エルディンガーの小麦ビールは、バナナを思わせる柔らかなアロマとともに、ふくよかな泡立ちで包み込むような優しさを演出します。オクトーバーフェスト公式サプライヤーでもあるパウラーナーは、アンバー系やドゥンケルで深い陰影を描き、祝祭の夜を一層ドラマティックに彩ります。


そして、伝統的な製法を守り続けるハッカープショールは、フルーティでスパイシーな香りを漂わせ、クラシックの中に新しい風を忍ばせます。

6つのビールはそれぞれが異なる個性を持ちながらも、集まればひとつのオーケストラのように調和し、「ドイツビールの本質」を横浜に体現してくれるのです。

日本初登場ブルワリーが描く、新潮流

伝統の重厚さに加え、今年は「日本初登場」のブルワリーも複数参加予定。これまで国内では飲むことのできなかった限定銘柄が数量限定で提供されます。たとえばホップを効かせたIPAや、果実の香りをまとったフルーツビールなど、ドイツの新しい挑戦を体験できる場でもあります。

クラシック音楽の旋律にリミックスを重ねるように、伝統の基盤を保ちつつ現代的な解釈を加える――そんな姿勢がグラスの中に息づいているのです。ひと口ごとに、「これが今のドイツビールだ」と語りかけてくるような存在感があります。

本場直送、オクトーバーフェストビアの特別感

ミュンヘンのオクトーバーフェスト会場だけでしか飲めない「オクトーバーフェストビア」が横浜に届くことも、このイベントの大きな魅力です。アルコール度数はやや高め、口に含むと濃厚なモルトの甘みと芳醇なコクが広がり、秋の深まりに寄り添うような存在感を示します。
一年のうち数週間だけ、本場のテントでしか味わえない特別な一杯が、日本で体験できる。その“希少性”こそが、ビールラバーを横浜へと駆り立てるのです。

多彩なラインナップと飲み比べの愉しみ

会場に並ぶのは、定番のヴァイスやピルスナー、ラガーだけにとどまりません。果実を加えた季節限定のフルーツビールや、レモネードとビールを掛け合わせた爽快なラドラーなど、20種類以上の多彩なラインナップが訪れる人々を待ち受けています。

さらに、複数銘柄を少量ずつ味わえる「飲み比べセット」は、まるで自分だけのコレクションを組み立てるような感覚を提供してくれます。黄金色のラガーを基調に、琥珀色のアンバーや白濁したヴァイツェンを組み合わせれば、テーブルの上にひとつのランウェイが完成する。味わいの変化を楽しみながら、自分らしいスタイルを探す過程こそが、このイベントの醍醐味です。

「Yokohama Oktoberfest 2025」は、クラシックと革新が同居するビールの祝祭です。赤レンガに響く「プロースト!(乾杯)」の声は、伝統の証であり、新しい出会いの合図でもあります。

第2弾では、会場を彩る“フード”の魅力に迫ります。ビールとともに味わうグルメの数々が、さらに祝祭を立体的にしてくれるでしょう。

<開催概要>
・期間:2025年9月26日(金)~10月13日(月・祝) 計18日間 ※雨天決行、荒天時は休業することがあります
★『横浜市民サンクスデー』は10月1日(水)に実施
★『横浜赤レンガ倉庫presents横浜DeNAベイスターズデー』は10月8日(水)に実施
・会場:横浜赤レンガ倉庫イベント広場(〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港1-1)
・営業時間:平 日 12:00~21:30(L.O. 21:00)※9月26日(金)のみ15:00~
土日祝 11:00~21:30(L.O. 21:00)
・入場料:500円
※中学生以下無料 ※20歳未満の方は保護者の同伴が必要
※飲食・物販代、ジョッキ預かり金(デポジット)は別途
・主催:横浜赤レンガ倉庫(株式会社横浜赤レンガ・公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
・後援:横浜市、在日ドイツ商工会議所、ドイツ観光局
・協賛:協和薬品株式会社
・特設サイト:https://www.yokohama-akarenga.jp/oktoberfest/

《BEERMAPS編集部》