東軍・西軍の2陣営に分かれたブルワリーたちが岐阜駅前に集い、来場者の一票とグラスが勝敗を決める――。日本では珍しい「参加者も物語の登場人物になる」という体験型スタイルが印象的なフェス、それが GIFU BEER FESTIVAL 2025 です。18ものブルワリーが参戦し、歴史とクラフトの交差点を作り出します。
飲みながら選ぶ“参加型決戦”
来場者は前売り券に含まれるコインで気になるビールを楽しみながら、それがそのまま「支持票」となります。どのブルワリーを選ぶかで、東軍と西軍どちらが勝つかに影響する――このライブ感こそがフェスティバルの中心的魅力です。
18ブルワリーの競演、その熱狂

東西9ブルワリーずつ、計18ブルワリーが一堂に会する光景は壮観そのもの。都市型の革新派と、地域に根ざした土着派。スタイルは違えど、どのブルワリーもクラフトへの情熱では共通しています。
飲むたびにコインを投じるその行為が、陣営を動かし、勝敗を左右する。あなたの舌と心が歴史をつくるのです。
東軍 ―― 革新と多彩さを武器にした9ブルワリー
東軍の顔ぶれは、伝統と実験精神を併せ持つブルワリーが揃いました。
OPEN AIR(兵庫・神戸):元小学校をリノベした空間から発信する、自由で開放的なクラフト。
ベアードビール(静岡・伊豆):日本クラフト黎明期から続く哲学派ブルワリー。
尾州ブルーイング(愛知・一宮):地域の繊維文化や素材を活かす“尾張のクラフト”。
DD4D BREWING(愛媛・松山):ファッションブランド発の実験的ビール。IPAの革新性が光る。
WEST COAST BREWING(静岡・静岡市):国内随一のIPAフリーク。限定醸造は必飲。
Y.MARKET BREWING(愛知・名古屋):ホップの香りを極限まで引き出すビールで知られる。
YELLOW MONKEY BREWING(神奈川・横浜):フルーティかつ飲みやすいラインで注目。
なばなの里 長島ビール園(三重・桑名):大規模施設ならではの安定感と季節ビールが魅力。
バタフライブルワリー(愛知・春日井):小規模ながら独創的、地域コミュニティに根ざしたブルワリー。
東軍は「都市的感性+ホップへの探究心」を軸に、多彩なスタイルで西軍を迎え撃ちます。
西軍 ―― ローカルとクラフト魂で挑む9ブルワリー
西軍は地域の個性や自然をそのままビールに写し取るブルワリーが中心。
TWO RABBITS BREWING(滋賀・近江八幡):オーストラリア人兄弟が作る、多国籍感あふれるラインナップ。
CHORYO CRAFT BEER(奈良・北葛城郡):日本酒蔵のクラフト転身。和の感性が光る。
RIVER PORT BREWERY(岐阜・美濃):美濃和紙の里から、地域文化と結びつくビールを発信。
BLADE FACTORY BREWING(岐阜・関市):刃物の町にふさわしい“切れ味鋭いIPA”。
農LAND BEER(岐阜・白川町):農とクラフトを結ぶ存在。果実やハーブを生かした地ビール。
U.B.P BREWERY(埼玉・さいたま):都市型ブルワリーの勢力として西軍に参戦。
NOMCRAFT BREWING(和歌山・有田川):アメリカンスタイルを中心に展開する実力派。
OUR BREWING(福井・福井市):北陸の新鋭。地域と共に歩む小規模ブルワリー。
カマドブリュワリー(岐阜・瑞浪):自然酵母と岐阜の恵みを生かす独創派。
西軍は「土地と人の物語」を軸に、クラフトの原点を体現します。
“クラフトビール関ヶ原”へ
GIFU BEER FESTIVAL 2025 は、単なる飲み比べの場ではありません。クラフトビールを介して、地域、文化、そして来場者自身が繋がる「参加型カルチャーの場」です。
東軍か、西軍か――。どちらを推すかは、あなたの選ぶ一杯次第。クラフトビールが描く新たな歴史のページを、ともに刻みましょう。
【開催概要】
名称:GIFU BEER FESTIVAL 2025 — クラフトビール関ヶ原
日程:2025年10月4日(土)11:00~20:00、10月5日(日)11:00~18:00
会場:JR岐阜駅北口駅前広場(岐阜県岐阜市橋本町1-15)
入場料:無料 ※会場内コイン制
前売券:価格 4,000円 (コイン10枚&リストバンドと引き換え)※投票券付は数量限定
販売方法:セブンイレブン・ファミリーマートのマルチコピー機、オンライン購入可能(チケットぴあ)
公式サイト:https://gifubeerfestival.com/