クラフトビールを“どのグラスで飲むか”。 それは、ビアスタイルや温度管理と同じくらい、味わいを左右する重要な要素です。
そんな中、国内外のビアギークの間で静かに注目を集めているのが、「Geek Glass Tokyo」が展開する日本発のクラフトビール専用グラス「geekglass(ギークグラス)」。 独創的なフォルムと、日本のガラス職人による手仕事から生まれるこのグラスは、「この形が、ビールを変える。」という強いメッセージを掲げています。
本記事では、公式サイトがオープンした「geekglass」のプロデューサーにインタビュー。誕生背景から形状に込められた思想、実飲レビューまでを深掘りしていきます。
“この形が、ビールを変える。”クラフトビール専用グラス「geekglass」とは?

geekglassは、クラフトビールを“より美味しく、より深く”楽しむことを目的に開発された、日本発のクラフトビール特化型グラスです。
製造は、東京に工房を構える「田島硝子」。同社のガラス職人が一つひとつ手仕事で仕上げた、ビールの個性を引き出すための特別な作品となっています。
1956年創業の田島硝子は、江戸時代に生まれた「江戸硝子」の伝統を受け継ぎながら革新を重ね、その製品は国内外で高く評価されている企業。胴が大きく張り出していて首が極端に細い形状のgeekglassには、田島硝子の最高峰の技術がふんだんに盛り込まれています。
日本のものづくりの素晴らしさは海を渡り、geekglassの公式サイトには海外からのオーダーも増えているのだとか。
geekglassのプロデューサーが語る。こだわりとブランドの魅力

geekglassを手がけるのは、グラスマニアであり、筋金入りのクラフトビール愛好家でもあるプロデューサー「Mr.Geek」。 年齢・性別・国籍を公表しない、まさに“ビアギーク”らしい存在です。
──geekglass誕生のきっかけ・経緯を教えてください。
Mr.Geek:様々な国のクラフトビールを飲み歩くなかで、「クラフトビールを最高に美味しく飲めるグラスを開発したい」と思ったことがきっかけです。
グラスの作り手やクラフトビールの有識者にも話を聞きながら、日夜(ビールを飲みながら)研究していました。いくつものガラス工房に足を運び、日本でようやく、理想のグラスづくりに協力してくれる方々と出会えたのです。
──geekglassはかなり独特な形をしていますよね。この形状にはどんな狙いがあるのでしょうか?

Mr.Geek:geekglassの唯一無二の形状には、ビールの香り・味わい・注いだ際の見た目を最大限に楽しむためのこだわりが込められています。
まず、ホップの豊かな香りをグラスの中に閉じ込め、グラスを傾けた瞬間に香りがしっかりと立ち上がるような形状を目指しました。
飲み口の角度と厚みは、ビールの口当たりをまろやかにしてくれて、手吹きガラスの高い透明度がビールの色や濁り、泡の美しさを際立たせます。
──製造面でもかなり難易度が高そうですね。
Mr.Geek:geekglassは、日本のガラス工房が誇る最高峰の技術とノウハウ、伝統があってこそ実現できる特別な作品です。協力してくれているガラス工房・田島硝子にしかつくれない形状で、工程の一部は企業秘密。実は私も知らない部分があります(笑)
形状や重さなどを少しずつ変えながら、何度もサンプルを制作してもらい、職人の目とビアギークの目でベストなグラスをとことん追い求めました。
──日本ならではの技術がgeekglassを生んだというわけですね。
Mr.Geek:そのとおりです。日本で田島硝子のガラスづくりを見た際に、その繊細さや熟練の技に深く感動し、同時に「日本のものづくりの素晴らしさを世界中の人に知ってほしい」という想いが生まれました。
田島硝子の社長に直談判して、ビールグラスや日本のものづくりを広めることに対する熱意と、この工房でないと実現できないという想いを真っ直ぐ伝えたところ、協力してもらえることになったのです。
──geekglassは大小2つのサイズがありますが、同時に開発したのですか?
Mr.Geek:ロング缶に対応している大きいほうのサイズが先に完成しました。そこで力を使い果たしてしまったので、少しだけ充電期間を挟んだあとに、新作のMINIを開発した流れです。
MINIの開発時は、改めてグラス全体のバランス感などを考えながら、ショート缶のビールを注ぐのにピッタリなサイズに仕上げました。グラスにビールをなみなみと注げるように、どちらのサイズも缶の容量(350ml / 500ml)より少し小さくしています。
──どのような人にgeekglassを手に取ってほしいですか?
Mr.Geek:全世界の人に使ってほしいです!世界各国にgeekglassが届き、みんなで“インターナショナル乾杯”ができたら嬉しいですね。また、geekglassという名前のとおり、ビアギークの方々にも上質なクラフトビール体験を味わっていただけたらと。
geekglassは、仕事を一日頑張ったあとの乾杯や、特別なクラフトビールを飲む時など、自宅でクラフトビールを楽しむ際に彩りを添えられるグラスだと思います。
──最後に、geekglassの展望と気になっている方へのメッセージをお願いします。
Mr.Geek:今後は、ほかの形状のビールグラスづくりにも挑戦したいです。例えば、ビアスタイルごとに最適な形を追求するのもありかと考えています。クラフトビールの有識者や、geekglassを使用してくれた方々の意見も集めながら、イメージを膨らませていきたいと考えています。
気になっている方は、とりあえずgeekglassでクラフトビールを飲んでみてください。きっと、あなたの世界が変わります。
実飲レビュー!「geekglass」でクラフトビールを飲んでみた

インタビュー後、大小のgeekglassをゲットしたので実際にロング缶・ショート缶のクラフトビールを飲んでみたいと思います!
geekglassの名前は、「The Nigori Glass」と「The Nigori Glass Mini」。濁りのあるヘイジースタイルのクラフトビールを、より美味しく楽しんでほしいという想いが込められたネーミングなのだとか。
WRENCH / Industrial Arts Brewing Company

geekglassにクラフトビールを注ぐだけで、なんだかリッチな気分になりますね。
飲み口の滑らかな質感がWRENCHの甘みを上品に引き立ててくれるので、後からじわりと顔を出す苦みとのコントラストが際立ち、味わいの変化を楽しめます。
丸いボウル部分が柑橘系の爽やかな香りを閉じ込め、最後のひと口まで豊かなアロマを感じられました!
ビール名:WRENCH
スタイル:HAZY INDIA PARE ALE
アルコール度数(ABV):7.1%
HYPER HOYA BOYA / BLACK TIDE BREWING

こちらが、ショート缶のクラフトビールをなみなみと注げる、「The Nigori Glass Mini」です。
ヘイジーならではの濁りと、フルーツジュースを思わせる色味がハッキリと映し出されます。細く滑らかな飲み口によって、HYPER HOYA BOYAが持つとろみと、マンゴーのような甘みを存分に感じられました。
豊かな香りと味わいを感じながら、ちびちびと飲めるgeekglassの形状は、ハイアルコールが多いクラフトビールにピッタリです!
ビール名:HYPER HOYA BOYA
スタイル:DDH Triple Hazy IPA
アルコール度数(ABV):9.5%
鼻・舌・目で楽しむ、新感覚のビールグラス「geekglass」の今後に注目

Mr.Geekの想いと、日本のガラス職人の技術によって生まれたgeekglassは、クラフトビールの香り・味わい・見た目を最大限に引き立てます。キッチンに飾っておくだけでも美しく、日々の生活と晩酌を彩ってくれる、唯一無二のビールグラスです。
今回は、推奨されているヘイジーでgeekglassを体験しましたが、コーヒーのような香りと漆黒の色味が特徴的なスタウトも合いそうだと感じました!
みなさんも、ぜひ一度geekglassを使ってみて、合いそうな飲み物やビアスタイルを発信してみてください。Mr.Geekの目に止まれば、商品化されるかも……?
「クラフトビールを美味しく飲みたい」という想いを軸に、ビールグラスづくりに挑戦するMr.Geekと、geekglassのこれからが楽しみです。今後もBEERMAPS NEWSで追跡します!
ブランド詳細
ブランド名:Geek Glass Tokyo(ギークグラストーキョー)
商品名:The Nigori Glass、The Nigori Glass Mini
販売価格:7,980円、6,980円
公式HP:https://geekglass-tokyo.com/
公式SNS:https://www.instagram.com/geekglass_tokyo/








