「Yokohama Oktoberfest 2025」を完成させる最後のピースはカルチャーです。ビールと料理に加えて、音楽や空間、そして記念のグッズが祝祭を立体的に彩ります。第3弾では、横浜赤レンガ倉庫を舞台に繰り広げられるカルチャー体験をご紹介します。
ドイツ楽団の生演奏がつくる一体感

バイエルン地方から招かれる伝統楽団の演奏は、オクトーバーフェストの心臓部です。陽気なポルカやマーチが奏でられると、自然に手拍子が生まれ、やがて観客全員が「アイン・プロージット!」と声を合わせてジョッキを掲げます。その瞬間、世代も国籍も関係なく、会場全体が一つの大きなコミュニティに変わります。
音楽はただの背景ではなく、祝祭のリズムを刻む存在。ドイツ民族音楽の生演奏は、赤レンガ倉庫をミュンヘンの大テントへと変貌させる“魔法のトリガー”なのです。
事前予約席でゆったり楽しむ特等席

混雑必至の赤レンガ広場で、ゆったりと腰を落ち着けて楽しみたい人には「事前予約席」が用意されています。長時間のイベントでも、自分の席が確保されている安心感は大きな魅力。家族や仲間とじっくり語らいながら、ビールと料理、そして音楽を満喫できます。
特等席に座ると、ステージの音楽や周囲の盛り上がりを見渡せるため、より立体的にイベントを味わえます。賑やかな祝祭の中にいながら、自分だけの上質な空間を持てること――それはまるで、劇場の特別席で舞台を鑑賞するような贅沢です。
オフィシャルグッズが記憶を形にする

会場で販売されるオフィシャルグッズは、ただの記念品ではありません。ジョッキやTシャツ、エコバッグといったアイテムには、オクトーバーフェストならではのロゴやモチーフがあしらわれています。これを手に入れることで、イベントでの体験が「記憶」から「形」へと変わります。
実用性のあるジョッキやグラスは、日常で使うたびに赤レンガの熱気を思い出させてくれるでしょう。まさにグッズは、祝祭の余韻を日常へと持ち帰るための“タイムカプセル”なのです。
関連グッズで祝祭を延長

さらにユニークなのは、会場を訪れた人だけでなく、自宅に持ち帰って楽しめる関連グッズの数々。例えば家庭用のビアサーバーや、テーブルを彩るオクトーバーフェストデザインのアイテムなど。自宅でお気に入りのビールを注ぎながら、イベントの雰囲気を再現することができます。
これは単なる“お土産”を超え、祝祭を自分のライフスタイルにまで延長させる提案です。フェスティバルが終わった後も、オクトーバーフェストは生活の一部として続いていくのです。
3弾にわたりお届けした「Yokohama Oktoberfest 2025」の特集。ビール編では伝統と革新が交錯する味わいを、フード編では本場と横浜ならではの料理を、そしてカルチャー編では音楽や空間が織りなす体験を紹介しました。
オクトーバーフェストは、ただの飲食イベントではありません。赤レンガの空の下、ビールを片手に見知らぬ誰かと笑い合い、同じリズムで声を合わせる――その体験が、人と人、地域と地域をつなぐ文化として育まれています。
横浜赤レンガ倉庫に響く「プロースト!」の声は、クラフトビールカルチャーが日本で根を張り、大きな波へと広がっていく象徴でもあるのです。
<開催概要>
・期間:2025年9月26日(金)~10月13日(月・祝) 計18日間 ※雨天決行、荒天時は休業することがあります
★『横浜市民サンクスデー』は10月1日(水)に実施
★『横浜赤レンガ倉庫presents横浜DeNAベイスターズデー』は10月8日(水)に実施
・会場:横浜赤レンガ倉庫イベント広場(〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港1-1)
・営業時間:平 日 12:00~21:30(L.O. 21:00)※9月26日(金)のみ15:00~
土日祝 11:00~21:30(L.O. 21:00)
・入場料:500円
※中学生以下無料 ※20歳未満の方は保護者の同伴が必要
※飲食・物販代、ジョッキ預かり金(デポジット)は別途
・主催:横浜赤レンガ倉庫(株式会社横浜赤レンガ・公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
・後援:横浜市、在日ドイツ商工会議所、ドイツ観光局
・協賛:協和薬品株式会社
・特設サイト:https://www.yokohama-akarenga.jp/oktoberfest/