2025年10月20日(月)から26日(日)までの1週間、神戸・新港町の TOTTEI PARK で「HARBOR BEER SITE 2025 ~日常を超える、最高の一杯~」が開催されます。海辺の公園に焚火と音楽が灯り、夜空には花火が咲く──まさに“港町の秋フェス”と呼ぶにふさわしい光景です。
クラフトの個性が港に集う

関西・中部から11ブルワリーが出店予定で、神戸の港を背景に各地のクラフトが味わえます。作り手が地域特性やブランド観をどうビールに表現しているか、その“個性の断片”を探す楽しみも本フェスの醍醐味です。
例えば、奈良発の ファーメンタリー は「農と発酵」を核に据えた理念を掲げ、土地の素材との調和を意識したビール設計を目指しています。伊勢角屋麦酒は三重での長い醸造実績を通じ、定番ラインナップの安定感と限定品の挑戦性をバランスさせてきました。
また、地元・兵庫を拠点とするトッテイブリューイングは、開催地であるTOTTEI PARKから生まれたブルワリーとして、港町の空気をビール体験と結びつけたい意図を感じさせます。他の出店ブルワリーについても、所属地域の気候や食文化、素材の傾向を背景に、異なるスタイルや風味のビールが味わえる構成になるはずです。
この港の祝祭では、「地域とブルワリーの距離感」「味の違い」「設計の思想」が、比べ飲みながら浮かび上がる舞台。港町・神戸という舞台で、それぞれの“ブルワリーの顔”を探すのもいいかも。
【出店予定のブルワリー】
クラフトバンク(京都)
ファーメンタリー(奈良)
伊勢角屋麦酒(三重)
花園クラフト(大阪)
オープンエア(福井)
ヒールソウルブリュワリー(兵庫)
ツカレナオースブルワリー(兵庫)
奈良醸造(奈良)
フローラファーメンテイション(滋賀)
パイントパレットブリューイング(兵庫)
トッテイブリューイング(兵庫)
花火と焚火、そして音楽が包む夜
同時開催の 「みなとHANABI 2025」(10月20日~24日、18:30~18:45)は、神戸港の夜空に咲く連夜の花火。週末にはファイヤーショーや音楽ライブ、キャンプファイヤーも予定されており、焚火の温もりと潮風が心地よい時間を演出します。

「HARBOR BEER SITE 2025」は、クラフトビールを“飲む体験”から“まちを感じる体験”へと拡張する試みです。港町・神戸が持つ開放感と洗練、そこにクラフトブルワリーの情熱が交わることで、都市と自然、日常と非日常の境界が溶けていく。焚火の炎とグラスの泡が共鳴する夜──それがこのフェスの本質でしょう。
日 時:10月20日(月)~10月24日(金)15:00~21:00
10月25日(土)・10月26日(日)11:00~21:00
会 場:TOTTEI PARK
チケット:2,500円(税込)
ビールチケット2000円分+HARBOR BEER SITEプラカップ+ステッカー付
追加ビールチケット 1,000円(税込 / 200円券×5枚綴り)
内 容:・全国のクラフトビール 出店ブース
・キャンプファイヤー(平日18:00頃~・土日17:00頃~)
・音楽ライブ(出演:KOBEまちなかパフォーマンス)
・ファイヤーショー(土日開催)
・焚火エリアの提供(有料)
・アウトドアマーケット (土日開催)
主 催 : 株式会社One Bright KOBE
後 援 : 神戸市、Kiss FM KOBE
協 力 : GsMALL by 好日山荘
TOTTEIについて
2025年4月に開業した関西最大級・1万人収容規模の「GLION ARENA KOBE」を中心にした新港第2突堤のエリア愛称「TOTTEI(トッテイ)」は、神戸の発展を100年以上支えてきた「突堤」の名前を継承し、港としての文化交流が活発に行われた歴史を、エンターテインメントという新しい形で実現していく思いを込めて名付けました。
神戸港の歴史と今後の発展の「伝統と革新」を紡ぐ名称で、来場者に感動体験をお届けする「神戸の新たな魅力・まちづくり」に取り組んでいます。
日常的にご利用いただけるレストランゾーンやアリーナ南側には六甲山~神戸港をパノラマビューで見渡すことができるシンボリックな「TOTTEI PARK」とあわせて、365日お楽しみいただけるおでかけスポットです。