編集部が見たVERTERE Yokohama Taproom──横浜・野毛に開く新たな拠点

VERTEREのサイン
  • VERTEREのサイン
  • 京急・日ノ出町駅前の交差点
  • 宮川町仲通り会入口
  • 建物のフロアマップ(VERTEREは2F Bldg.1)
  • 店舗外観
  • 店舗外観
  • 店舗外観
  • 関係者向けプレオープンの告知

2026年1月5日のグランドオープンを控えた VERTERE Yokohama Taproom。そのオープンに先駆け、12月19日、関係者を招いたプレオープンが行われました。

店内で出迎えてくれたのは、代表の鈴木さん、醸造長の辻野さん、そしてYokohama Taproom 店長の光山さん。店内にはVERTEREと縁のあるブルワリーのオーナーやブルワー、商社関係者、ライターなどが集まり、思い思いにグラスを傾けながら会話を楽しんでいました。時間帯によって顔ぶれは入れ替わるものの、人の流れが途切れることはなく、店内は終始賑わいを見せていたのが印象的です。

野毛という街に開かれた、VERTEREの新たな拠点

建物外観。まだ他の入居店舗はなく、外構もまだ工事中な状態

店舗が入るのは、マガザン野毛ⅡMAGASINN NOGE Ⅱ)という建物の一画。三方を道路に囲まれた2階建ての建物で、1階・2階あわせて14区画を有し、今後は飲食店を中心に入居が進む予定だといいます。VERTERE Yokohama Taproomは、その建物の2階に位置します。

2階がVERTERE Yokohama Taproom

金属感のあるサイディングとスチールの階段が印象的な外観は、非常にモダンでクールな佇まいです。一方で、建物の近隣に広がるのは、川沿いに古くからの居酒屋や小さなバー、飾らないジャズクラブが並ぶ野毛の街並み。店内の窓からは「野毛こうじ」のアーケード看板が見え、この街の雑多で人の気配が濃い空気を、自然と取り込んでいます。

京急・日ノ出町駅前の交差点

最寄り駅は桜木町駅(JR・横浜市営地下鉄)、もしくは日ノ出町駅(京急)。体感としては日ノ出町駅からの方がやや近く、徒歩5分弱といった距離感です。

店内に並ぶ10本のタップー当日のラインアップ

白を基調とした店内に木目調のカウンターや壁面のグリーンが落ち着いた雰囲気を演出

店内の壁面には、VERTEREらしいシンプルなデザインのタップが10本並びます。
この日つながっていたビールは以下の通りです。

  • Calluna(カルーナ)|West Coast Pilsner|ABV 6.0%

  • Emoryi(エモリー)|Mexican Lager w/ Chilli, Lime|ABV 5.5%

  • Melissa(メリッサ)|Belgian Wit|ABV 5.0%

  • Stoebe(ストーベ)|Bock|ABV 7.0%

  • Nox(ノックス)|Sour IPA|ABV 7.5%

  • Passiflora(パシフローラ)|Hazy IPA|ABV 7.0%

  • Casimiroa(カシミロア)|NE IPA|ABV 7.5%

  • Magnolia(マグノリア)|DIPA|ABV 8.0%

  • Lebbeck(レベック)|DIPA|ABV 8.0%

  • Tristis(トリスティス)|TIPA|ABV 10.0%

ピルスナーやラガーといった軽快なスタイルから、Hazy IPA、DIPA、さらにはTIPAまで。アルコール度数も5%台から10%までと幅があり、翌日から始まるプレオープン期間に足を運ぶVERTEREのファンを思い浮かべた構成に感じられます。

野毛で飲むVERTEREーこの日味わった4杯

ビールを注ぐ光山店長

この日は数あるラインアップの中から、Nox、Passiflora、Casimiroa、Tristis の4杯をいただきました。

1杯目、Nox(Sour IPA) は、酸味とホップの輪郭がはっきりとしており、会話の合間に飲んでも印象がぶれない存在感があります。

Nox|Sour IPA|ABV 7.5%

一方で、2杯目の Passiflora(Hazy IPA) と3杯目の Casimiroa(NE IPA) は、VERTEREらしい柔らかさと厚みのある口当たりが心地よく、自然とグラスが進む仕上がりです。

左)Passiflora|Hazy IPA|ABV 7.0%、右)Casimiroa|NE IPA|ABV 7.5%

そして、4杯目は、アルコール度数10%の Tristis(TIPA)。力強さを前面に押し出すのではなく、構成の整った飲み口でまとめ上げられており、これまでの積み重ねを感じさせる一杯でした。

Tristis|TIPA|ABV 10.0%

横浜という街との距離感

窓から見える風景

横浜というエリアは、これまでもVERTEREのビールを支持する人が多く、ファンの存在は確かに感じられていた地域だといいます。一方で、日常的に立ち寄り、VERTEREのビールに直接触れられる場所は限られており、今回の横浜店出店は、そうした声に応えるかたちで、街の中に“場”としての接点を持つことを選んだと話してくれました。

持ち帰りにも応える設えと、これから

店内に設置された冷蔵ケース

店内には冷蔵ケースも設置され、VERTEREらしい白を基調とした缶が並びます。野毛という飲み屋街でその場で一杯を楽しむ流れが自然にありながら、横浜という街が持つ観光や余暇の文脈の中で、ビールを持ち帰り、家でゆっくり味わうという選択肢も用意されています。

夜の建物外観

現時点では、横浜店オープンを記念した限定ビールはありませんでしたが、現在検討はしているとのこと。
プレオープンに見えたのは、完成された“答え”というよりも、これから積み重ねていく余白でした。VERTERE Yokohama Taproomが、この街の中でどのような時間を育てていくのか。グランドオープン後の風景にも注目したいところです。

【店舗概要】
店舗名:VERTERE Yokohama Taproom
所在地:神奈川県横浜市中区宮川町2丁目31 マガザン野毛Ⅱ 1号棟2F(桜木町駅、京急日ノ出町駅より徒歩5分)
営業時間:平日16:00~22:30(L.O.22:00)/土日祝12:00~22:30(L.O.22:00)
定休日:不定休
オープン日:2026年1月5日

《BEERMAPS編集部》